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サクラの種類はたくさんありますが、そのなかでもエドヒガンは寿命が長く、古いものが多いため歴史を感じられます。このページでは、エドヒガンについての基本情報をご紹介しています。名所もまとめましたので、ご参照ください。
エドヒガン(江戸彼岸桜)はバラ科サクラ属でサクラの一種です。
彼岸の時期に咲くことから「江戸彼岸桜」という名前になっています。ウバザクラとも呼ばれ、漢字で書くと「姥桜」です。
サクラのなかでも、エドヒガンは大きく生長する特徴があり、30メートルを超えることもあります。花は他のサクラと比べると小さくピンク色で、一重咲きです。葉は楕円形をしています。
エドヒガンは寿命が長い分、巨木になることもあります。生長は遅く発芽してから開花までもゆっくりで、発芽から開花まで数十年かかることもあるようです。
エドヒガン(江戸彼岸桜)の花言葉は「心の平安」です。
美しいピンク色の花を咲かせるエドヒガンは、これを見て心が落ち着く方がたくさんいることからこのような花言葉になったのでしょう。
エドヒガンの開花時期は春の彼岸頃なので3月中旬になります。ソメイヨシノよりも一足先に開花します。
春谷寺のなかにあるエドヒガンはとても長寿のサクラで樹齢はおよそ400年といわれています。見頃は3月下旬から4月上旬となっていて、サクラの下には石仏が並んでいて神秘的な場所となっています。ライトアップも楽しむことができるようです。
松坂市の指定天然記念物になっています。
場所:三重県松阪市
開花時期:3月下旬から4月上旬
宇木のエドヒガンは樹齢850年といわれています。長野県の天然記念物に指定されていて、長野県のなかでも最古のサクラとされています。見頃になると桜まつりが開催されています。
場所:長野県下高井郡
開花時期:4月
吉良のエドヒガンは徳島県指定天然記念物です。樹齢は400年とされています。徳島のなかでも最大規模のサクラで、大きく横に枝を広げることから見ごたえがあります。幹周りだけで4メートル以上もあるようです。
場所:徳島県美馬郡
開花時期:3月中旬から4月上旬
長野県指定天然記念物で、なんと樹齢1000年を超えているとされています。歴史あるエドヒガンで樹高は約13メートル、幹の周りも6.7メートルもあります。
根元には権現が祭られていることから、権現さまとも呼ばれることもあるようです。横にきれいに広がる見ごたえ抜群のサクラです。
場所:長野県上伊那郡
開花時期:3月下旬から4月
広島県の天然記念物で樹高は25メートルもある背が高く立派なサクラです。
場所:広島県庄原市
開花時期:3月下旬から4月中旬
ソメイヨシノと比べるとエドヒガンは長生きで樹齢が200年を超えるものも多くあるサクラです。花は小ぶりですが、花付きがいいのでとてもきれいですよ。
みなさんも見頃の時期は名所に行ってお花見を楽しんでくださいね。
GreenSnap編集部